Hair Tips

縮毛矯正とストレートパーマの違いは?

これからの季節、梅雨も近づき雨の日も多くなっていきます。

クセ毛の方にとっては、湿気があると髪がまとまりにくくなるので

お手入れが大変というお客様の声を耳にします。

クセ毛のしくみと、クセがでる理由は以前の記事、

クセ毛の豆知識とお手入れのコツ。

で書きましたが、自分でうまくお手入れのできないような

強いクセ毛の方は、縮毛矯正がおすすめです。

 縮毛矯正は、一般的にはストレートアイロンを使った、ストレートパーマの事です。

アイロンを使わないストレートパーマは、

パーマの薬剤をつけてからクシでとかすだけですが、

縮毛矯正は、その後にストレートアイロンでクセを伸ばしていきます。

アイロンを使わないストレートパーマは、

パーマをおとしたりボリュームをおさえたい時などには有効ですが、

あまりクセ毛には効果がありません。

(弱いクセ毛には多少の効果があります。)

縮毛矯正のない頃は、クセ毛の方もアイロンを使わない

ストレートパーマで、髪をうすい板に貼り付けて

クセを伸ばしていましたが、効果はあまり持続しなかったようです。

 

ストレートパーマや縮毛矯正の薬剤は、

基本的には普通のパーマ液と同じですが、液体ではなく

クリーム状になっています。

またクセ毛を伸ばす薬剤は、少し強めの薬剤が多く

毛髪にしっかり作用するようになっています。

 

縮毛矯正は、薬剤だけだなくアイロンの熱によって

髪内部のたんぱく質を変性させて、

ねじれた髪の表面をなめらかにする事によって、

クセを伸ばしツヤをだします。

このようにしてクセをのばすと、ツヤが出て手触りもよくなります、

またボリュームがおさえられる事によって、頭が少さくなったと

感じる方も多いようです。

最近では、以前ほど髪をまっすぐにしないで、

クセをとりつつ自然な仕上がりにする事が多くなってきました。

縮毛矯正でのばしたクセ毛は、戻りが少なく持続性が高いので、

根元からクセの自毛が生えてきて伸びるまで効果が持続します。

 

縮毛矯正をした日の夜は、シャンプーはひかえて

2~3日は髪を強くまとめたり、ピン等で

留めたりしないようにしましょう。