ステキなヘアスタイルを保つ為に、
それぞれの髪質やヘアスタイルに合った
スタイリング剤を使用する事はとても大切です。
美容室やドラッグストアへ行くと
たくさんのヘアケア商品がありますが、
担当のスタイリストから必要なスタイリング剤を聞いておきましょう。
今回は、ヘアスタイルをつくる為のスタイリング剤のひとつ、
ヘアーワックスについてです。
ヘアーワックスは、特にショートヘアやメンズの
ヘアスタイルづくりにはかかせないアイテムです。
毛を立ち上げたりボリュームをおさえたり、
髪の動きをだしたりと様々なスタイリングができます。
その成分は主に油分が多く含まれ、
油性成分の粘性でスタイリングするため硬くならず、
後からスタイリングを直すのも容易です。
その種類は、ハードなものからソフトタイプまで
いろいろな硬さのワックスがあります。
またツヤのでるタイプやツヤのでないマット系ワックス、
最近ではトリートメント効果のあるものや、
時間がたつと少しかたくなるものもあります。
基本的にワックスは、スタイリングの仕上げに
髪が乾いた状態で使います。
まずは少なめの量を手のひらにとり、両手でのばします。
(ハンドクリームを手のひらにつける感じです。)
ショートの場合は、かためのワックスを上の方の、
動きやボリュームがほしいところから
手のひらでもみこむようにつけましょう。
まずはしっかりボリュームや動きをだして、
あとから出すぎた部分をおさえながらスタイリングするのがコツです。
残ったワックスで、顔周りや耳まわり襟足などに
つけていきますが、前髪などはつけすぎないようにしてください。
髪の量が少ない部分も少なめにつけます。
最後に指先でつまみながら毛束感をだします。
時間がたつとスタイルがくずれやすい場合は、
仕上げにハードスプレーをかけてもよいでしょう。
硬くて多い髪には、先にワックスをつけてから
ドライヤーでスタイリングする方法もありますが、
ぬれた髪にワックスをつけすぎると髪全体がベトつくので
注意してください。
ミディアム、ロングの場合は主にカールのあるヘアスタイルや
動きが欲しい時に使います。
ワックスを手のひらで髪の毛先を丸めるようにしてつけると
カールがでやすくなります。
上の方にボリュームがほしい時は、中間のあたりから
もこみながら持ち上げるようにしてつけます。
髪が多くてボリュームを抑えたい方や、サイドや分け目の
毛が立って気になる場合も、かためのワックスを少量つけて
上から手でおさえればカンタンにおさまります。
ワックスは、あまりつけすぎるとベタついて重くなるので
少しずつつけてご自分の髪にあった量をみつけてください。