自宅でヘアカラーをされている方も多く
ドラッグストアに行くと、色々なヘアカラー剤が売られています。
美容室のカラーリングと自分で染めるカラーリングは
何が違うのでしょうか?
☆薬剤の違い
一般的なヘアカラーの成分の中でカラー剤の発色に必要な
アルカリ剤ですが、ホームカラーは自宅での嫌な臭いを抑えるため
サロンカラーとは違う薬剤を使用しています。
サロン用のカラーは、施術中に少し臭いはありますが、
時間が経つと薬剤の中のアルカリ剤が揮発するため
髪や頭皮のダメージが少なくなります。
またホームカラーは、一般の方が染めやすいように
脱色力が強い商品が多く、染めた時はきれいでも
色が抜けて明るくなるのが早くなります。
サロンでは、一般的なアルカリカラーの他にも
お客様に合わせて色々なカラー剤をそろえています。
☆色の種類
市販のカラー剤は、それほど多く色の種類がありませんが、
サロンでは多くの色や明るさのカラー剤があります。
また、それらを混ぜて調合する事により、微妙な色味を
出すことが可能です。
人の髪質や色はそれぞれ違う為、同じヘアカラーを使っても
その方によって同じ色にはなりません。
ホームカラーを買って染めてみても、ヘアカラーの色見本と同じ
色にならなかった方も多いのではないでしょうか?
サロンでは、美容師がお客様の髪に合わせてご希望の色になるように
カラー剤を調合しています。
☆染め方
カラーの染め方も、希望するカラーや髪質、ヘアスタイル等によって
それぞれ違います。
ご自分で染めると、どうしても色ムラができたり、余計な部分まで
カラー剤をつけて暗くなりすぎたりダメージの原因に
なってしまいます。
またご自分で染めている方に多いのが、
放置時間のおきすぎです。
アルカリカラーの放置時間は30分ほどでいいのですが、
ご家庭では、家事をしながらやTVを見ながら時間をおきすぎてしまい、
髪を痛ませているケースもよくあります。
サロンでは、髪質によって微妙に塗布するカラーの量を
調整して均一に染めていきます。
特に、明るくなりすぎた毛先の色を直す場合
ホームカラーで根元から同じカラー剤で染めると
髪が大変痛みますが、サロンではカラー剤を
使い分けて最小限のダメージで均一な色にできます。
また、ハイライトやローライトのように、違った色を
入れて陰影や立体感を出す方法もあります。
サロンでは、カラーリングの前後に
トリートメントや処理剤を使用して、髪のダメージ
を防いでツヤのある仕上がりになります。
このようにサロンのカラーリングとホームカラーは、
色々な違いがあります。
どうしても美容室でカラーができない場合は仕方ありませんが、
ホームカラーは、色ムラになったりダメージの
原因になります。特に、ダメージを受けやすいパーマヘアや
ロングヘアの方は、サロンでのカラーリングをおすすめします。