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残雪残る北アルプスの絶景

毎年5月第三月曜日の定休日に

北アルプスへ行きたいと思っていますが、

なぜかいつも天気が悪く

行けませんでした。

先日は数年ぶりに天候にめぐまれた

北アルプスに行くことができました。

今回は車中泊して早朝に

三俣登山口から常念岳をめざします。

この場所で常念岳と蝶ヶ岳への道がわかれます。

周回して明日ここに戻る予定です。

 

尾根にでると明日に歩く山並みの尾根が見えてきました。

 

山頂に近くなると雪が多くなってきます。

登山靴に爪のついたアイゼンを装着して

少しづつ上っていきます。

今回はピッケルも使いました。

 

常念岳(標高2857m)の山頂に到着。

素晴らしい眺めです。

 

穂高連峰から槍ヶ岳まで

北アルプスの主峰が一望できます。

他の登山者に撮影してもらいました。

この時期の北アルプスは残雪があり、

とても美しい山並みが楽しめます。

明日はここからはるか彼方にみえる蝶ヶ岳蝶まで

尾根を縦走します。

谷間の奥が上高地です。

 

途中、何回もライチョウに出会いました。

こちらはメスのようです。

 

こちらはつがいのオスのようです。

 

ライチョウはゆっくり近づけば逃げません。

かなり近くで見る事もできます。

 

 

 

今回の宿泊地、常念小屋です。

常念岳山頂のかなり下にありますが、

ここからも槍ヶ岳がよく見えます。

槍ヶ岳は北アルプスの主峰の一つで

一目でわかるとがった山です。

 

小屋の部屋は6畳ぐらい。

今は定員を減らして寝袋が6人分ありますが、

普段は12人の定員です。

この日は3人だけの宿泊客だったので

一人でゆっくり使えました。

北アルプスの夕暮れ。

 

夕食は疲れた体には御馳走です。

 

次の日も快晴でしたが、まだ風が冷たく

早朝は冬の寒さです。

小屋の近くから見る御来光です。

朝陽に照らされた槍ヶ岳もきれいです。

朝食はヨーロッパから来た若い

外国人のカップルと食事をしました。

3週間の休暇で日本を旅行中で、

この北アルプスの絶景をとても賞賛していました。

 

この日は常念岳から蝶ヶ岳まで尾根を縦走です。

穂高連峰が近づいてきました。

 

平日は登山者が少なく雪道の足跡を探すのが大変でした。

先日まで雪が降って雪道の足跡が消えてしまったようです。

 

無事に蝶ヶ岳に到着。

こちらからの眺めも最高です。

蝶ヶ岳にも山小屋があます。

こちらに宿泊して常念岳に向かう人の方が

多いようです。

 

下りはまだ雪がたくさんありました。

こちらは人気の山なので

雪道がわかりやすくなっています。

昨日登った前常念岳から常念岳の

尾根がよくみえました。

 

登山道にあるゴジラの木と呼ばれる木の根です。

 

昨日出発した三俣登山口に、

予定どうり戻ってきました。

お土産に冷たい雪解け水を

ペットボトルに入れて帰りました。

 

5月は天気が変わりやすいのですが

2日間とも快晴でした。

これまで何回か常念岳に行きましたが

ここまで天気がいいのは初めてでした。

山で会った登山者は

20代から30代ぐらいの人が多く、

登山道の状況を聞くと

皆とても親切に教えてくれました。

以前の山には中高年の人が多くみられましたが、

最近は20代の若い登山者が増えているようです。

家部