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霧の北穂高岳

夏の終わりに北アルプスの

北穂高岳に行きました。

始発のバスで上高地に入り

まだ人の少ない河童橋から出発です。

梓川に沿って横尾まで歩き、

そこから登山道となります。

朝はよい天気でした。

 

途中で猿の群れに遭遇しました。

30匹ぐらいはいたようです。

登山道のまわりを歩くサルたちは

あまり人間を警戒していませんでした。

しばらく猿たちと道を歩いて行くと

もうじき涸沢です。

 

涸沢は昔の氷河からできた大きな峡谷で夏も雪が

ありますが、以前よりかなり雪が減っていました。

昔は夏でもスキーができたようです。

涸沢には二つ山小屋があります。

山頂に向かう前に涸沢小屋で休憩しました。

 

小屋からはいよいよ

本格的な登山道になります。

 

急な登山道を行くと眼下に

涸沢ヒュッテが見えます。

 

ここは最大の難所で鎖を使って登ります。

 

もうすぐ山頂です。霧が多くなりました。

 

北穂高岳山頂に午後3時前に到着。

残念ながら霧で何も見えません。

私が21才の時に初めて父親と来た時も

あまりよい天気ではありませんでした。

北穂高岳(標高3106m)は北アルプスにある

穂高連峰の最北の山で

晴れていれば槍ヶ岳や奥穂高などの

眺望が素晴らしい山です。

 

山頂のすぐ下に北穂高岳小屋があります。

標高3100mにあるこの小屋は、

富士山以外では国内最高地点にある山小屋です。

数年前、槍ヶ岳に行ったときに

遥か彼方に見える

この小屋に行きたいと思いました。

遠くから見ると、

高い崖に張り付くように

立っている山小屋です。

時々、雲の切れ間から遠くがみえました。

少しの時間でしたが、遠くに標高2857mの

常念岳がみえました。

こちらの方が高いので、

少し下に見えました。

以前、常念岳にも行きましたが、

向こうの山から見る穂高岳も

すばらしいい眺めです。

またいつか、

晴れた時にこの山に行きたいと思います。

家部