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北アルプス 燕岳へ

先日の月曜日と火曜日は、お店が連休だったので

北アルプスの燕岳に登ってきました。

 

燕岳は、つばくろだけと読みます。

燕岳から登ってその奥の槍ヶ岳に向かうコースは、

北アルプスの表銀座コースと呼ばれ、夏は多くの登山客で賑わいますが、

残雪の多いこの時期の平日は、人も少なく静かでした。

 

登山口の中房温泉から急な坂道があります、途中にある湧き水

でのどを潤して少しずつ登っていきました。

実はこの道、25年以上前にはじめて父親と北アルプスを

縦走した時以来のコースで、最初はとてもきつく感じたのを覚えています。

 

しばらく登ると、雪が増えてすべるようになったので、アイゼン

(ツメがついている靴の裏につける道具)を装着して雪道の登山となりました。

急な坂道は、アイゼンをつけても滑りやすく重いザックを

背負っているのでとても体力を消費します。

それでも少しずつ北アルプスの山々が見え始め、

山の稜線に出て視界が開けた時はとても感動します。

 

安曇野の町が眼下に見えます。かなり下界から遠ざかりました。

 

 

 しばらく雪の稜線を行くと、彼方に山小屋「燕山荘」がみえてきました。

 

 

 右手には燕岳も見えてきました。

 

ようやく山小屋の燕山荘に到着。燕岳山頂まであと少しです。

 

もうすぐ山頂です。

 

2763mの山頂に到着。山頂にいた方に記念写真を撮ってもらいました。

 

彼方には、日本のマッターホルンと呼ばれる標高3180mの槍ヶ岳が見えます。

先端が槍のようなその雄姿は、とても印象的で美しい山です。

私が始めて北アルプスに来て、ここ燕岳から縦走して槍ヶ岳まで行った時を

思い出しました。またいつか行きたい山です。

 

槍ヶ岳の山頂の少し右下には、アルプス一万尺の歌に出てくる「こやり」が見えます。

 

 

燕山荘に戻ってから、大天井岳方面に少し歩いてまた山小屋に帰り

夕食をいただきました。登頂後の山小屋の食事は本当においしく感じます。

 

夕食では、私のほかに2人の単独登山者と色々話しができました。

皆さん北アルプスを愛する人たちでした。

燕山荘は、北アルプスの山小屋の中でもとても人気があり、夏の時期は

かなり多くの人が宿泊するので、畳2畳のスペースに3人の時もあるようです。

私が泊まった日は10人ぐらいだったので、2畳の部屋を一人で利用できて

ゆっくりくつろげました。

 

 

夕食後は美しい日没を楽しみました。

日没後はかなり冷え込み、真冬用のダウンジャケットを着込んで

星空の観察をしました。

夜は星空がとてもきれいで、ふだんはあまりみれない

春の星座たちを眺めてから就寝しました。山小屋の消灯は、夜の9時です。

 

翌朝は、日の出前に起きてご来光を見ました。日の出は約4時45分でした。

この日も天気に恵まれ、早めに下山してからふもとにある

有明温泉で疲れをいやしました。

この温泉は、泉質もよく露天風呂がとても広くて、だれもいない

朝の露天風呂は最高でした。

今回は、北アルプスの美しさに魅了されて写真も200枚以上

撮ったので、投稿した写真も多くなってしましました。

またいつか北アルプスの山々に行きたいと思います。

家部