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梅雨の京都

今年の梅雨は雨が多いですね。

先日、ぶらっと京都へ

一人旅にでかけました。

今回は夜行バスで行って

帰りも夜行バスだったので

時間に余裕ができて

ゆっくり観光できました。

 

早朝5時半に京都駅に到着してから

まずは東本願寺へ、

こちらは6時まえから開門しているので

夜行バスで京都に行くときは必ず一番にお参りします。

世界最大級の木造建築である御影堂は、

何回見てもすばらしいお寺です。

この日は雨が降っていて、

広いお堂には誰もいませんでした。

となりにある阿弥陀堂は

数年前に大規模修繕改修が行われ、

内部もとてもきれいになっていました。

 

 

その後は出町柳駅近くにある

早朝から営業している喫茶店で、

モーニングセットをいただきました。

ずっと食べたかった京都の喫茶店名物たまごサンドです。

京都のたまごサンドイッチはゆで卵ではなく

卵焼きがはさまれています。

こちらの店ではホットサンドでした。

 

 

今回の旅の目的地、

鞍馬へは出町柳駅から叡山電車に乗って

約30分、市街地から山の方に行きます。

終点の鞍馬駅まえには

大きな天狗がいました。

鞍馬寺本堂までは

坂道と階段を上っていきます。

小雨まじりでほとんど人がいない境内は

とても静かです。

途中の由岐神社前にある巨樹の御神木です。

 

 

長い階段を上ると

ようやく本堂に着きました。

かなり汗がでます。

本堂前にある石畳のサークルは

京都でも最強のパワースポットだそうです。

 

義経伝説で有名な

鞍馬寺の山中にある木の根道は、

かつて牛若丸が天狗と修業したと

伝えられています。

 

雨の中、山道を歩くと不動堂へ。

誰もいない静かな山中では霧がかかり、

まるで天狗が出てきそうな

神秘的な雰囲気です。

義経堂近くでは昨年9月の台風の被害で

木々が倒れたままになっていました。

 

最奥の魔王殿は遠い昔に金星から来たという

護法魔王尊がまつられています。

 

山を下ると貴船に出ます。

貴船神社は一変して多くの観光客がいて

賑やかです。

川沿いには、いくつもの川床の料理店があり

昼の準備をしていました。

貴船神社前にある有名な長い石段では

観光客たちが写真を撮っていました。

 

ここ貴船神社は縁結びで有名で特に女性に人気のようです。

多くの女性の参拝者がお参りしていました。

 

ちょうど七夕で願い事を書いた

短冊がたくさん竹にかかっています。

 

ここ貴船神社は

絵馬発祥の地としても有名です。

 

 

出町柳に戻り昭和の雰囲気を残す

レトロ喫茶で休憩。

京都市内には、こんな地元に愛される

古い喫茶店がいまだ多く残っています。

 

市街地に戻り、祇園の一銭洋食本店で

マネキン人形のお姉さんと向かい合って

元祖お好み焼きをいただきました。

こちらは京都市内出身の

お客様に教えてもらい二回目の来店です。

 

祇園白川沿いは京都らしい雰囲気です。

着物姿の芸子さんが似合う路地。

 

八坂神社から清水寺に向かう道は

この時期でも外国人観光客で

にぎわっています。

八坂の塔のあたりも混んでいました。

 

ずっと歩いて真言宗の名刹智積院へ。

ここは外国人観光客の姿はほとんどなく

長谷川等伯作の国宝となっている障壁画

をゆっくり観賞できました。

長谷川等伯の生涯を描き、

2012年に直木賞を受賞した

安部龍太郎の小説「等伯」を読んで以来

ずっと見たかった作品たちです。

 

利休好みと伝わる国指定名勝の庭園も

ほとんど人がいなくでくつろげました。

かつてはこの部屋に

等伯の障壁画があったそうですが、

現在は模写が飾られています。

 

本堂の裏側にはたくさんのあじさいが

咲いていました。

ここもあまり知られていないようです。

この時期はもみじや苔の緑が鮮やかで

きれいでした。

 

夕方はまた喫茶店へ。

ここ昭和7年創業のスマート珈琲店の

たまごサンドも絶品です。

 

鴨川沿いは夏の風物詩、

納涼床の料理店が軒を連ねています。

人々が夕涼みをしていました。

夜の先斗町では多くの外国人観光客が

入る店を探しています。

 

旅の最後は、

知人のギタリストが経営している

木屋町通りのブルースバーを訪れて

夜行バスの時間まで

お酒と音楽の話で楽しみました。

この日はとても長い一日だった気がします。

家部