Hair Tips

スタイリング剤の種類と使い方。その2(ムース、フォーム)

ステキなヘアスタイルを保つ為に、

それぞれの髪質やヘアスタイルに合った

スタイリング剤を使用する事は

とても大切です。

美容室やドラッグストアへ行くと

たくさんのヘアケア商品がありますが、

担当のスタイリストから必要なスタイリング剤を聞いておきましょう。

 

ht-3518-01

前回は、まず初めにつけて髪のコンディションを整えるベース剤についてお話しました。

 今回は、ヘアスタイルをつくる為のスタイリング剤のひとつ、ムース(スタイリングフォーム)についてです。

 

 

 

ムースについては、以前の記事

「パーマスタイルのお手入れ」

でもお話しましたが、主にパーマヘアに使います。

大きくわけると、

セット力のある固まるものと、

固まらないムースにわけられます。

 

セット力のあるムースは、

セット力がソフトなものから

ハードなものまで色々なあります。

パーマのウエーブをしっかり出したい時や、

クセ毛で広がりやすい髪には、

かためのハードムースを使いますが、

ムースによっては髪がパリパリしするので

あまりかたすぎないムースがおすすめです。

 

当店では、ソフトムースがパーマヘアの方に好評です。

パーマをかけた後に

濡れている時はしっかりかかっているけど

乾くとカールやウエーブがあまりでない

コシの無い髪には特にオススメです。

 

セット力のあるムースをつけて

乾かした後は、手グシを入れないようにしてください

乾いた後のスタイリングは手でかるくにぎるようにするといいでしょう。

 

ht-3518-02

 

一方、固まらないムースは、

トリートメントムース

ワックスムース等があります。

これらは、髪につけてもかたまらず、

パサつきをおさえてしっとりとまとまる

効果があり、手触りもかたく感じません。

トリートメントムースは

トリートメント効果のあるムースで

乾かす前にベース剤としても使えます。

ワックスムースは、

ワックスのようなやわらかいセット力

があるので自然なゆるめのカールに適しています。

またウエットタイプのムースは

油分を多めに含むのでツヤと

しっとり感をだします。

 

ht-3518-03

 

 

 

 

 

 

以上、おおきくわけて2種類のムースがありますが、

あとはこれらのムースを

ミックスしたもので、

その特徴は中間的なものになります。

 

もし買ったムースが

思っていたものよりかためで

使いにくければ、かたまらないムースと

混ぜて使うといいと思います。

またその逆でもう少しセット力が必要なら、

かためのムースを混ぜるとちょうどよくなります。

お客様の中には、その日のスタイルによって

うまく混ぜ具合を変えて

使っている方もいます。

もし家に、髪に合わず使っていない

ムースがあればお試しください。

 

ムースを使う前は、必ず缶をよくふってから使いましょう。

ムースの量は、

髪質や毛量によって違うので、

まず少なめに出してから

足りなければつけたして、

ご自分のヘアスタイルに合った量を調整してください。

一般的にはミディアムヘアで

テニスボール2個ぐらいです。

パーマヘアにムースをつける時は、

手で軽くにぎるようにしてカールをだしながらなじませます

トリートメントムース以外は、

夜にシャンプーした後につける必要は

ありません。

朝に髪をかるく濡らしてからムースをつけます。

それだけでもきれいなカールがでると思いますが、

その後ドライヤーでかるく握るように乾かしてから

仕上げに少量のムースをつければ、

よりしっかりしたカールを出すことができます。

 

ショートヘアや男性のパーマスタイル

の場合は、朝に寝グセをとってドライヤーで乾かしてから、

ワックスムースをもみこむようにつけると

動きのあるスタイルがつくれます。

また、ワックスのような油分の多いスタイリング剤の苦手な男性客や、

後ろに流すようなヘアスタイルには

ソフトムースが重宝します。